学習レビュー
・履修時期 2020年5月
・科目名 哲学
・教員名 菅沢先生
一般教養の哲学は通信学習で4単位修得しました。
教科書はラッセルの哲学入門。
うーーーーん。
(なんて説明したらよいやら)
哲学って合う合わないがかなり分かれる科目ですよね?
もともと高校時代に倫理の授業とか嫌いだった方は哲学好きなわけないと思いますし、逆に哲学的な思考を深めることが好きな人はとことん好きですよね。
私は割と好きな方です。
教科書で言うところの「テーブルを茶色く見せているものは何か?」「実在するものなのか?」みたいな探求を無限にするのが好きな人は向いてます。
しかし、「いや茶色は茶色だろ」と言う感覚の人は本当につまらないと思いますから単位のためとは言え辛いかもしれません。笑
ご存知の通り哲学は自明なものを問う学問なので、意味を見出そうとしてしまうと辛いです。
(テーブルが何であるかなんて考えて意味あるんか…ただの木だろ…)
なんて考えたら地獄です。
やるならばもう哲学人になりきって宇宙を感じてみましょう。
(何言ってんの?)
1、2章は比較的読みやすいので簡単に理解できると思いますが、後半に行くにつれて掴みにくい部分が増えると思います。
とにかく繰り返し教科書を読み込み、少しずつ落とし込む作業が必要です。表現が独特なので、何を指しているのか、文中の言い換えをきちんと追っておくと比較的すんなり入ってくるかもしれません。
私は各章ごとに読みながら大事な箇所は簡単なメモを取りそれを確認しながら復習しました。
哲学では物事の捉え方は哲学者によって全く違うので、ラッセルを取り扱う以上この本以外の本を読む必要も特にはないですし、とにかく教科書の読み込みが大事だと思います!
リポートは本の前半後半に分かれて出題されるので私は一冊を通読しました。薄い本なのでそれほど時間もかかりませんし、前から素直に通しで読むのが理解する1番の近道です。
設題の難易度は標準的だと思いますが、私は2設題目の方がやりにくかったです。明文化されているものを拾ってくるのではなくて、本の後半を通読して読み取らなくてはいけないような問題でした。
そこでラッセルの他の文献を探して、何となくラッセルの哲学に関する考えってこんな感じかな?みたいな要素を拾って作成してみました。
1設題目は教科書の該当箇所を見てまとめる形式でやり、比較的やりやすかったです。
リポート評価はA +とA。
やはり2設題目は哲学的な思考の意義を自分の視点でもっと切り込め!!!という指摘でした。哲学人による哲学人育成講座みたい。
私はどうやら哲学人になりきれていなかったようです。
確かに分からない箇所に入ってくると哲学割と好きな私でも気分によっては「アプリオリって何やねん…」みたいな反抗期モードになりましたので、とにかく本の問題に触れて、「今目の前に広がっている光景も、私の知識がそうさせているだけで、実在していないのかもしれない!」という超宇宙みたいな思考に浸らなきゃダメだったみたい。
お洒落なカフェで哲学入門を読みながら足を組んでコーヒーを啜り、「オレ、今めっちゃ哲学人じゃん…」みたいなオーラを出してノリで乗り切るのも手です。
(笑ってる)
あと先生の講評の字も宇宙を感じる文字で解読するのが少し大変でした(先生ごめんなさい)。
でも詳しく書いてくれますよ。
試験
試験は5月代替リポートで受験しました。
問題は比較的取り組みやすかったです。
なぜかというと1番自分の自信のある箇所が出題範囲になっている月を狙って受験したからです。
もちろんやってる方多いと思いますが、出題範囲が出てる科目は自分のやりやすい箇所が出題される月にテスト受ける作戦がオススメです。
哲学は明らかに簡単なところから本が進むにつれて思考が深くなっていくので、前半の方が解きやすいと思います。
ただこれは私の主観ですから、後半の方が理解できた!という人はその箇所で受験すれば1番いい結果が出るのではないでしょうか(^^)
評価
・結果→合格(4単位修得)
・評価→A +
まあ成績としては普通ですが、合格なのでよしとします!
まとめ
もともと哲学苦手な人は興味が持てなさすぎて辛いと思うので、あまりオススメしません。
ただ好きな人や興味ある人は「学校の勉強」というより「知的探究心を満たす」という感じである程度楽しめると思います。
それでも辛くなった時は哲学人ぶってカフェに行ってみてください(これ作戦なの?)
以上、アンニョン。