受講レビュー
・科目名 日本史概説(東アジアの中の古代日本)
・教員名 浜田先生
・受講期間 2020年度後期メディアスクーリング
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日本史の古代を取扱う授業。高校時代に日本史専攻だった方はよく分かるかと思いますが、古代日本の内容って国内の内容に並行して東アジア圏の文化・歴史も学ぶじゃないですか。百済・新羅・高句麗とか。金とか契丹とか。渡来人とか遣唐使とか渤海使とか。要するにそういう事です(どういうこと)
古代と言っても鎌倉手前~初期くらいまで入ってた気がする。
なので日本史専攻だった方や一般教養で日本史やった方にとっては内容が重複するので比較的楽に学べると思います(楽単という意味ではないです)。少し違うのは史料の勉強が必須であることです。日本史専攻で私大受験された方は史料の勉強をしたかと思うんですが(例えば後漢書東夷伝なんかの歴史書とか木簡とか石碑とか鉄剣銘とか)そういうの見て何時代の何があったことを表しているかとかを答えさせるのありましたよね。多くの史実をそういった史料を見ながら学んでいきます。
なので単なる史実の列挙ではなく、そういった史料からどんなことが読み取れるか?
またそういった史料が多く残された理由は何か?と言ったようなことに主眼が置かれています。
内容は慣れ親しんだ日本史そのものですが、少しベクトルというかアプローチが違う感じです。教科書がない科目なので先生が用意したレジュメを見て学びます。ちなみに取り扱う史料も先生が抜粋資料集を作ってくれていたのでそれを見ながら学習しました。
先生は割とまったり話す感じだったので眠気覚ましに1.5倍速視聴(笑)
ちなみに一般教養の日本史概説はこちらの記事をご覧ください。オススメ教科書書いてあります。
中間試験
ワード指定ありの説明問題でした。
内容は難しくないですが、先に書いたように何の歴史書に根拠があるのかはきちんと引いた方がよいです。
参考文献ではなく、『日本書紀』などと言った歴史書の適示です。
期末試験
期末は史料の変遷から読み取れる歴史的文化の抽出と言った感じです。
問題そのものを書くことができないので一般化して言うならこんな感じ。
要するにいくつかの史料からある特定の事実がどのように扱われてきたかを読み取りなさいよ!って感じ。(いつになく説明が下手)
なのでズバリ答えがあるような中間の問題とは異なります。
ただ授業をよく聞いていれば分かる内容なので、難題と言うほどではないです。
史料が何の史実を記述しているかではなく、その時代においてその史料がどのような位置づけ・性質であるか?に注目しておくといいです。
なんか参考文献たくさん使った記憶。
評価
・結果→合格(2単位修得)
・評価→S
まとめ
日本史好きな方にはお勧めできるけど、史料をみたり深く掘り下げるほどじゃないな~という人はやめた方がいいかも。
あまり細かい政策内容の説明がないのでベースの知識が全くない人にはキツイと思う。(例えば荘園が何なのかとか、そういう説明とかはないまま土地政策の項目だけはズラズラっと出てくるので)
でも日本史は一般教養科目にもあるので関連付けて学ぶには効率のいい科目だと思います。ある程度のベースがある人ならそんなに構えなくても大丈夫だと思いますよ!(^^)!
趣味講座としても楽しい!
以上、アンニョン!
興味のある方は是非、受講してみてください。