学習レビュー
・履修時期 2020年8月
・科目名 刑法総論
・教員名 今井先生
※レビューはすべて個人的な感想ですので参考程度にお願いします。
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テキストは学校配本の通教テキストです。
各論も同じ今井先生の著書になりますが、これが薄型で要点を簡単に把握するにはとても分かりやすかったです。
一番最初はやはり素直に教科書を読み、何となくイメージを掴んでから掘り下げていくやり方が良いかと思います。
リポートを書くには情報量の少ない教科書ですが概観を掴むのには適しています。書き方なども難解ではないので読みやすかったです。
ですが、私この科目で3年生にして初のリポート再提出を経験しました。
1設題目はA⁻。2設題目が再提出でした。全体的に芳しくない成績ですね。
ちなみに講評で指摘されたことは
1設題目→「判例をもう少し掘り下げた方が良い」
2設題目→「自分の意見の根拠となる事項を明確に記すこと」
でした。
この時は代替リポート試験やスクーリング、通信科目とかなり重複していて(半期で40単位くらい修得した時だったと思う)自分の取り組みが甘かったという点もありますが、そもそも私が刑法の特殊性に若干戸惑っていたという事が大きかったです。
刑法も他の法学科目と同様、事実・学説・判例という主要要素は変わりませんがどこに重点を置いているかが大きく異なります。
刑法学は正解がない学問なのでめちゃくちゃ学説検討が大事です。
なので事実としての部分よりも各学説に応じてどういった結果となるかメリット・デメリットを検討の上、実際の判例でどうなされてきたか、判例の問題点の検討と言ったようなことに重点が置かれます。
なので最終的にはこれらを踏まえて自分の意見としてどういった答えを出すのか、を考える科目ですね。もはや無限ループです(笑)
内容は面白いけど科目自体は難しいと感じる人も多いと思いますし、理解はできるけどまとめにくいと思う人もいるかもしれません。
私個人の感想としては、難しいというよりも上記のポイントを押さえて論じることが求められるという事は言い換えれば相当中身を理解していないと書けないという事です。
つまり他の科目よりも取り組むのに時間が必要なのだと思います。
それなのにすさまじいスケジュールの中、総論と各論同時進行してた自分なめてんのかと今となっては思う(笑)
ちなみにですが個人的なリポートの振り返りとしては、正直そうは言っても事実の部分と学説の概要部分の尺がめちゃくちゃあるんですよ。
本屋なんかで刑法の書籍見ると明らかに他の科目の書籍よりもありえないくらい分厚いんです(笑)
だから検討部分に重点を置きたくてもなんだかんだ学説の説明部分で字数奪われるので、結局どこを取捨選択して調整していくかの判断を多分間違えましたね。
それで判例検討や根拠の明記などを指摘されたのだと思います。
話は戻りますが、結局内容をしっかり理解してから抽出していくやり方でないと記述の厚いところと薄いところでムラができてしまうので、高評価を目指すなら時間をかけた方がよい科目なのかもしれません。
私の周りは大体皆さん同じことを仰っていましたが、1人だけ「刑法も他の科目と同じだよ。特に難しくないよ」と言ってる方をお見かけしたことがあります。なので合う合わないが大きく分かれる科目なのかも。
私はもう絶対やりたくないね!
刑事訴訟法も取らなかったし。(笑)
ちなみに緊急事態宣言中で図書館が軒並みやっていなかった時期だったので、やむなく参考文献を購入しました。その時使用したバカ高い書籍がこちらです。細かいけど網羅できるのでリポート作成はこれに助けられました。
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試験
試験は代替リポートだったので省略します。
問題が届いてから該当箇所の勉強をして猛スピードで仕上げました。
スクや通信科目もやりながら毎月3科目×4単位分の代替リポートを手書きしてたこの時期、今思えば楽だったのか大変だったのかもはやよく分からないですね。(笑)
評価
・結果→合格(4単位修得)
・評価→A
再提出リポートがAだったのと代替リポートがまぁまぁだったんでしょうか。一応Aが取れたので許容範囲内で終えることができました。
まとめ
とにかく思い出そうとしても記憶がデリートされているというくらい体が拒絶している(笑)
文献みても一目瞭然ですが多くの学術書が本文と同じくらいの分量の脚注が付いていて、とにかく説が多すぎます。なんか細かすぎ!
内容は楽しいですがまとめるとなるとそういった細かい部分も抜かない方がいい場合もあるので、とにかく時間的余裕のある時に、また法律の勉強に慣れてきた頃にやるのがお勧めかなぁ。。(遠い目)
あとはスクに頼るのもアリですね!
以上、アンニョン~
コメント
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