学習レビュー
・履修時期 2021年10月
・科目名 教育法
・教員名 沼田先生
※レビューはすべて個人的な感想ですので参考程度にお願いします。
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先月の単位修得試験で受験し無事合格しました。まだ記憶に新しいので忘れないうちに記事に残しておこうと思います。
教科書はこちら。
価格:3,080円 |
設題にはこちらの参考文献が指定されています。
教科書はスッキリ読みやすく簡単な記述の為初見に優しい本だな~という印象。これをもっと詳細に掘り下げたものが指定参考文献という感じです。私はほとんどこの2冊でリポートを作成しました。ただし現代的争点の方は一時期ネットも生協も在庫がなく…みたいな情報を学友から聞きました。私は普通にネットで買えてしまったので全然知らなかったのですが、確かに中古市場などは全然ないですね。
定価購入にはなりそう。フリマアプリ系もあんまりない。生協はさすがに在庫補充されてると思いますが、急ぎで履修したい方は確認した方が無難かも。ちなみに参考文献を他で探す手間も省けるし、結構な情報量が載っているので私的には現代的争点は買った方が良いと思ってます。
リポート設題と学習内容に関しては難易度低めです。専門的知識を求められないので理解に難しいという事はないと思います。
ただ教育法上問題点がいくつもあるのですが、ひとつの問題につき一つの判例という対応関係ではないです。一つの問題につき裁判で何らかの判決が下されていても基本はベースになる教育法の理念に反するという観点から論じられているので付随してその他の問題点も指摘されています。そのため項目ごとに学習しているとこの問題もこの判例なの?え、こっちも?これも?という事態になります。なので項目ごとに分断して学習するのではなく、
・教科書の頭から読み、教育法の構成(どの法律で何が規定されているか)、法の上下関係等をしっかり頭に入れる。
・トピックごとの学習(それぞれの問題点の整理)
・判例を読み、何が法理念と抵触しているのか。(それぞれのトピックの関連付け)
・各トピックに戻り全てを一つの問題として総合的に捉える
こんな形で進めるとかなり体系的に効率よく学習できます。これは試験勉強の時にかなり役立つので、詳しくは事項で書きます。
リポートはSとA。内容まで書かなくても現代的争点で示されている判例は全て摘示しておいた方が良さそうです。細かすぎるし教科書に内容も書かれていないようなものなので一つ省いたら講評で指摘されました。
試験
試験範囲がないのでいつものように過去問統計から始めました。
これで2年分ほど問題を出してみたら出題されているトピックの傾向が大体つかめました。ここからテスト勉強に入るのですが、項目ごとに勉強したのみで理解を留めておくと汎用性がなく出題予想が外れたときに全然書けなくなってしまうので、各トピックを抽象化して結局何の理念に抵触しているのか?という部分に焦点を当てて勉強しました。
具体的には教科書使用義務や教育の不当な支配、教科書検定などはトピックとしては独立して記載されてますが結局抵触しているのは教育基本法や憲法の同じ規定に抵触しています。要するに各項目が抵触しているのはこれ!と言う覚え方でなく、教育法には守られるべきこういう理念がある→だからこれに反しているAは問題だしBも問題だしCも問題だよね。という覚え方(覚える順番の違いかな?)。結局このベース部分が分かっていればどのトピックが出てもテストでは問題点をきちんと導けるので事項を完璧にするよりも体系的に勉強する方が効率良いです。この理論で勉強すると学習指導要領などのトピックも関連付けで勉強できるので頭が整理できます。覚える判例が少なくていいのもいい。一つの判例でたくさん問題を指摘できるのも教育法が楽だった理由の一つですね。
結局教育法で問題となっている部分ってそんなに多くないです。それが違う形で噴出しているだけって感じ…
この勉強法で特にヤマは張ってませんが問題なくクリアできました。
評価
結果→合格(4単位修得)
評価→A
まとめ
難しくないですが雑な勉強の仕方してると頭が散らかるかも。教科書の最初の方にある基本理念と法体系から入るのってやっぱり大事ですね。
以上、アンニョン。